『コトを成すために必要だけど、世間に不足してるもの。
　プロデューサーシップという概念が夢をかたちに近づける。』
　──宇野常寛氏推薦

目次：
・はじめに ──ビジネスに活きるマインドと技術、「プロデューサーシップ」とは
　　電気通信大学客員教授／内閣府地域活性化伝道師 久野美和子
　　東北大学名誉教授 原山優子
・序論 プロデューサーシップを発揮するカタリストの３類型
　　NPO法人ZESDA代表 桜庭大輔

■ 第１章 Inspire型 ■
【イントロダクション】「チエ」を用いた直接型の価値提供
・「対話」から始めるチームプロデュース─テレビ番組制作の現場から：小堺正記
・異分野をつなぐカタリストの条件─大学・企業を越境する研究プロデュース：伊藤正実
・21世紀の主戦場・アフリカに種を蒔く─ ケニアで働くジェトロマンのプロデュース術：西川壮太郎
・IT技術を地域活性化にどう活かす？　「データシティ」福井県鯖江市の取り組み：福野泰介
・コラム　プロデュースするということ─個人的な経験から：原島博

■ 第２章 Introduce型 ■
【イントロダクション】「コネ」を用いた間接型の価値提供
・アカデミズムとビジネスの接点を創り出す─企業サイドからアプローチする産学連携：安田耕平 / 須藤慎
・企業とクリエイターをつなぐ〝流儀〟とは？　コミュニティ・プロデューサーの仕事術：堂野智史
・プロデュースの技術は「華僑」に学べ!? 組織より「個」でつながるコミュニケーション術：永野剛

■ 第３章 Produce型 ■
【イントロダクション】InspireとIntroduceを総合的に駆使したエコシステム運営
・クリエイティブの荒野を開拓する─「富山デザイン経済圏」ができるまで：桐山登士樹
・熱狂を生み出す「コトバ」づくり─アイドルプロデュースの現場から：伊藤公法
・キャラクタードリブンが生み出す創造性─１匹の〝のら猫〟がクリエイションの質を変えるまで筒井一郎（イアン）
・10代から始める宇宙進出─「衛星設計コンテスト」が引き出した高専生のポテンシャル：島田一雄
・コラム　「プロデューサー」に求められること：原島博
・「脱優等生」を山形から育てる─風渡る米どころに生まれた生命科学のフロンティア：冨田勝 / 構成：伊藤正実
・非営利地域ファンドの挑戦─島根県民ファンドが示した「失敗ＯＫ」の精神：田辺孝二
・現役官僚が語る「シン・護送船団」編成法─〝地デジ〟世界進出のプロセスとは？：菱沼宏之
・災害復興で求められる「調整力」とは？　東日本大震災・西日本豪雨災害の事例に学ぶ：伊藤朋子
・息の長いイノベーションを導くロードマッピングの技術：大津留榮佐久

【総括】 プロデューサーシップとは何か