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ファシズムの原理 他三編

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『ある者はこう考えるだろう、今世紀は権威と「権利」、すなわちファシズムの世紀である。19世紀が個人の世紀であったならば、今は「集団の世紀」であり、ゆえに国家の世紀であると。』(本文より引用)

「結束」の名を冠したファシズムという言葉は、戦後社会においてナチス、虐殺、極右などを連想させる絶対悪のレッテルとして用いられてきた。しかし政治活動から始まったファシズムが、それまで連綿と続いてきた様々な思想・哲学を取り入れて複雑な基礎を有していたことはほとんど知られていない。政治活動家のみならず詩人や哲学者、芸術家などの支持よって難解かつ巧妙に発展した体系の全体像は、全体主義の渦中にあった戦前の日本においてすら、十分に理解されたとは言い難いであろう。

本書では、多数のファシストの中から主要な3人の演説・論稿を翻訳。ファシズムに哲学の骨子を与えたジェンティーレ、ナショナリズムの血を通わせたロッコ、政権に意志と熱狂をもたらした「ドゥーチェ」ムッソリーニによる計4作をおさめた、戦後初の原著訳。20世紀に狂乱をもたらしたファシズムの源流から発展までを学ぶにあたり、原書だからこそ得られるものは少なくない。今こそもう一度ファシズムを問う時代がやってきた。

シンプルな読みやすさを目指した紫洲書院古典シリーズ
巻末には初学者にやさしい用語・人名辞書つき

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